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セピア色の化石ともなれ

うさぎ

Category夢であえたら 1/4

  • 2017年06月26日 2

    そして・・・12年後ここは大学病院の中ナース達が忙しそうに手術の準備をしている。手を動かしながらも口も忙しく動いている。「ねえねえ今回の手術の患者さん、ドクターのご主人なんでしょう」「そうらしいわ、ドクターのご主人眼が見えない方でね、今度の手術が成功すれば見えるようになるらしいの」「すごい大恋愛で、ドクターは眼が見えないのを承知で彼と結婚したんですって!」「医師になったのも、彼の眼を治すためだって...

  • 2015年05月15日 0

    「オスカルどうして? 母さんが言ったのか?」「母様はお前を心配して私にお前を頼むとおっしゃられた」「余計なことを! お前には関係が無いのに」「お前本気で関係ないなどと言うのか?私には関係がある、特にアンドレお前のことなら」「だって私はお前を愛しているんだから・・・」「何を言ってるんだオスカル、眼の見えない俺となど、同情のつもりか」「同情などではない、アンドレ、 愛しているんだ」オスカルはそのままア...

  • 2015年05月14日 0

    その夜オスカルはまた黒髪の従卒の夢を見た。彼と私は一夜をともに過ごした。彼は優しくそして激しく私を求め、私たちは身も心も結ばれたのだ彼こそ私のわが夫 もう離れては生きてはいけない誰より愛しい人だけど、次の日戦闘が起こり、私は軍隊を指揮した。狙い撃ちされた私をかばい黒髪の彼が亡くなった。私のために彼はついてきてくれた、彼のその眼は見えていなかったというのに・・・私は泣いた 気が狂わんばかりに嘆き悲し...

  • 2015年05月13日 0

    自宅に帰って、オスカルはアンドレの部屋にやってきた。いつもは、しばらく眺めては出て行ってしまうだけ。あまり長居すると彼がいない現実に押しつぶされそうになる。でも、今日は思い切って彼の椅子に腰掛けてみた。アンドレは何を思い、考えていたのだろう。あまりにもここを去る前の彼の行動はおかしい。まるで私が彼を嫌いになるよう仕向けているようだった。だが、彼を知るアランやベルナールからの話は、私が知っている以前...

  • 2015年05月12日 1

    その夜、オスカルは久しぶりに黒髪の従者の夢を見た。私は将軍である父の逆鱗に触れて、成敗されようとした。その時助けてくれたのがあの黒髪の従者だった。彼はその身を挺して私をかばってくれたのだ。私はようやく気がついた。私も彼を愛していることに。私はそのことを彼に告げ、彼は初めて幸せそうな笑顔を私に見せてくれた。翌朝眼が覚めると私は泣いていた。夕べあれだけ泣いたのにまだ涙が出るのかと思ったが。だが、この涙...