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セピア色の化石ともなれ

うさぎ

Archive2015年07月 1/3

  • 2015年07月31日 1

    アンドレはエメの勤める出版社に呼び出されていた。アンドレのコラム本の出版記念パーティーを行う話を進めるためだ。「エメ、すまないな、全て取り仕切ってくれて助かるよ」「何をいってるの、アンドレ貴方は「モン ラパン」の人気コラムニストなんだから、これくらい当然よ」「だが、エメこれから俺は恋愛コラムから違う分野にもシフトして行こう、と思ってるんだ」「だって貴方のお得意は、恋愛コラムだったはずでしょ?それも...

  • 2015年07月30日 2

    「私は前世でお前と結ばれた、その私と再び結ばれてもお前は私への愛に目覚めないのかどうかを、私自身を抱いて試してくれ!」オスカルはそういってベッドから立ち上がり、着ていた衣服を脱いでいった「オスカル何を?」アンドレの言葉を無視してオスカルは全てを脱ぎ去った。アンドレの前にオスカルの白い裸体が現れた。まるでアフロディテの化身のようなオスカルの姿にアンドレは魅入ってしまった。「抱いてほしい・・・」「こん...

  • 2015年07月29日 3

    オスカルは、一晩泣き明かした。しかし自分の中で答えはもう出ていた。彼が幾人もの女性と関係していたことは私にとって耐え難い出来事だった。だが、やはり脳裏に浮かぶのは前世の彼との悲しい別離あのときの悲しみに比べれば、何でも耐えられるお前は私のために人生の全てをくれて愛してくれた私はそのお前の気持ちに答えたい。・・・私は前世で亡くなる前、願った、もしも生まれ変われるのなら、再び彼と出会って結ばれたいと。...

  • 2015年07月28日 2

    「何故、そう思う?」「アンドレお前はどんなに人を激しく愛するやつか、私は知っているんだ!」「20年近くも私だけを見つめ愛してくれた、結ばれる可能性は限りなく無い時代だったにもかかわらず、愚直なまでな愛情を私に注いでくれた、お前はそのような男だった!」「そんなことを言っても仕方ないだろう!俺は実際女を愛せない性分なんだから!」アンドレにそう切り替えされてオスカルはしばらく考え込んだ。そうなんだ、今の...

  • 2015年07月27日 0

    次の約束の日アンドレはオスカルと、一緒にレストランへ行った。このレストランはアンドレのいきつけの店だ。オスカルはロザリーに言われたことが気になっていた。どう切り出したら良いものなのかを悩んでいた。すると、アンドレが以前付き合っていた、モデルのエミリーと出会ってしまった。「アンドレじゃない!」「エミリーか、久しぶりだな」「ぜんぜん連絡をくれないから、寂しかったのよ、あらこちらは新しい彼女?」エミリー...

  • 2015年07月26日 0

    アンドレは、住んでいるアパルトマンの自室で、付き合っている女性の一人から電話がかかってきていた。「サンドラ、悪いけどコラムが忙しくて当分付き合えそうも無い」「なあにそれ?もしかして、もう会いたくないってこと?」「そう取られても仕方ない、すまないとしかいえないが、わかってほしい」電話を切り、アンドレは考えてしまった。オスカルと付き合うようになってから、他の女の子と会う気がしない自分がいるプレゼントを...

  • 2015年07月25日 1

    その次に二人は映画に行く約束をした。映画が始まるまでカフェでお茶を飲んでいた。アンドレが「オスカル、お前この間着ていた服はもう着ないのか?」と言った。オスカルは「あ、あんな恥ずかしい格好をしょっちゅう出来るものか!たまに着るから良いのだ」「そうか、残念だな、似合っていたのに、それに・・・」アンドレは小さな箱をオスカルに渡した。「何だ?これ」「先日のドレスに似合いそうだから買っておいた、首元にこれを...

  • 2015年07月24日 4

    オスカルから連絡が来て会ってくれ、といわれた。いつもの公園で待ち合わせとのことだった。めずらしいな?いつもは時間を守る彼女なのに約束の時間に遅れるなどはじめてだ。しかし、そう考えているとアンドレの座っているベンチの後ろから。「アンドレ・・・遅れてすまない・・・待たせたな」戸惑うようなオスカルの声が聞こえた。アンドレは振り向きながら「いや、10分くらいだから、そう待ってはいない・・・オスカル!」と驚...

  • 2015年07月23日 1

    「アンドレ、これ何?今までの有閑マダムとのお付き合いコラムとはまるで違うわね」今俺は雑誌「モン ラパン」にいる。俺のコラムを編集長のエメが見て驚いた、これまでとは全く違う、というのだ。「今まで俺はいろんなタイプの女性と付き合ってきた、大人しくはにかみやのタイプ、わがままで派手なタイプ、知性あふれる大人の女性、と結構な数をこなしてきたので、もうどんなタイプの女性とめぐり合っても驚かない、と思っていた...

  • 2015年07月22日 1

    次にオスカルと会ったときに質問された。「アンドレ、お前のことを聞かせてくれ、仕事は何をしている?」「俺か?俺はコラムを書いている」「コラム?雑誌などに出ているあれか?」「ああ、そうだ、俺は恋愛コラムを書いているんだ」「お前恋愛のコラムなんぞ書くのか?どんな風に書くんだ?」「そうだな、たとえばオスカルお前と俺が付き合うようになった経緯を面白おかしく読者に伝えるように書く。」「そういえば、お前との出会...