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セピア色の化石ともなれ

うさぎ

Archive2016年05月 1/2

  • 今日私は素敵な男性とベルサイユで会った。黒い髪黒い瞳で背が高くて優しい面立ちで一目見て素敵だと思ってしまった。出会いは偶然だけど、その後ベルサイユ見学を一緒にと、そして食事にも彼から誘われた。初めて会う人なのに、何故か一緒にいて心地よさを感じる彼に、私はつい誘いを受けてしまった。しかも、彼は私と同じ何かが起こる予感に誘われてパリに来た、という。彼は私とめぐり合ったことが予感だったのかも、と言った。...

  • オスカルは冷静を装って聞いてみた。「その予感は的中した?」アンドレは、う~んと少し考えてから答えた「今のところ、君と出会ったことかな?」「私と?」「だって今日パリについてベルサイユに来たとたんに君と出会ってこうして一緒に過ごしている、これは偶然とは思えないんだが」オスカルは同意していいものか考え込んでしまった。だってまだ知り合って間もない彼に対してそんなに心を許していいものかどうかわかりかねたのだ...

  • ここはベルサイユ宮殿のバラの花が咲く庭園そこに一人たたずむ女性がいた。彼女の名前はオスカル・フランソワ、今人気急上昇のモデルだ。彼女はモデルとしてデビューしてから5年ほど立つが、その人気は衰えたことが無いそれは彼女の神秘的なその美貌のせいでもあるが、美貌に加えて中性的にも見える面立ちが誰も持っていない魅力でもあるからだ。だからデビューしてから仕事が殺到してしまい、ある程度長い期間の休みを取ったこと...

  • 何を書こうか迷っています。情けない話ですが、今度の物語を何にしようか迷っています。正直言って私は全ての物語に思い入れがあるし、愛情もたっぷり持っています、自分のだから当たり前ですが。ドキュメントの中には少し書いてはほったらかしの話がいくつかありますが、その後が続かない。一体どれを描くべきか心が決まらず、全部中途半端です。しかも、今回やった「マイリトルレディ」の子供の時の話を短くやるのもいいかな、な...

  • 今回のお話はアンドレが幼いオスカルちゃんの後見人になり、森にある屋敷で一緒に暮らしていくお話でした。オスカルちゃんは両親がいないせいで愛情をうけないで育ったのを知り、アンドレは自分が代わりにオスカルちゃんに愛情を注ごうとします。それはひとかたならない愛情で自分自身の全てをかけて彼女に愛を捧げるのですが、この辺はまだ彼女を愛しているからここまで出来るのだと彼自身も気がついていません。それに対してオス...

  • 2016年05月15日 23

    「一体・・何を言っている?」俺はようやく口を開いた。だがオスカルはさらに告白を続けた「初めてお前とであった瞬間私は予感した、私はお前を愛するだろうと」「お前の優しげな黒い瞳に最初から不思議なほど魅せられてしまった」「私の王子様はもうすでに大人の素敵な男性として私の前に現れた・・なのに私は悲しいことにまだ年端もいかない子どもだった」「だから私は早く大人になろうとした。」俺は未だに信じられずにいた10歳...

  • 2016年05月14日 9

    「オスカル・・お前どうして?・・」「アンドレ・・どうしてだ?・・私に何も言わず、・・・なんで勝手に出て行ったんだ!」「わ、私がいやだといわない限りは後見人でいるといったじゃないか!」「私達は相棒だって・・お前は私のアンドレだって言ってくれたくせに!」「どうして・・どうして・・」オスカルは俺と眼があったとたんに泣きながら俺に怒りを向けてきた「オスカル、ごめん、悪かった・・」「だから、もう泣かないで・...

  • 2016年05月13日 9

    ジュベルの屋敷を去った俺はしばらく一人旅に出ることにした。以前借りていたアパルトマンに戻ることも可能だったが、今の気持ちでは部屋の中に一人こもってオスカルのことばかり考えてしまいそうだった。だから、気持ちを一新しようと外の風にあたることにした。知らない街に行き、海を見たり、山に行ったりと、あてもなく俺は旅を続けた。旅を続けてしばらくして新聞の社交欄でオスカルが社交界デビューした記事を見た。見出しに...

  • 2016年05月12日 9

    俺はクリスフォードから戻り、翌朝マクシミリアンの事務所を訪ねた。「いらっしゃいアンドレ、何か御用とか?」「ええ、大事な話があってきました」俺は決意したことをマクシミリアンに話した。「マクシミリアン、俺はオスカルの後見人を降りてジュベルの屋敷を出ていこう、と考えています」「出て行く?それは一体どうして?」「もう俺の役目は終わったんです」「昨日クリスフォードに行きました、オスカルが主役を務める椿姫の観...

  • 2016年05月11日 7

    隣に座っていたロザリーが声をかけてきた。「アンドレさん、舞台が終わったら役者の休憩室まで来て欲しいとオスカル様に頼まれているんです」俺はロザリーに案内されてオスカルのいる休憩室までやってきた。「オスカル様ロザリーです、失礼しますね」言葉と同時にロザリーがドアを開けるとそこにはオスカルの手にジェローデルが口付けしていたところだった。俺とロザリーはビックリして声も出せない状態になってしまった。オスカル...