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セピア色の化石ともなれ

うさぎ

Archive2016年09月 1/1

  • 2016年09月30日 5

    俺はパトリックの忠告にしたがってマイクの彼女のドミニクの友達に会った。彼女の名前は二コールという、栗色の髪に緑の瞳のかわいらしい感じの子だ。「はじめまして貴方がアンドレ?私は二コール」彼女とは映画に出かけたり、買い物に付き合ったりして街中を出かけて遊んだ。彼女はおしゃれでよく笑いおしゃべりも旨い。同い年の彼女とは学校の話や今流行りの音楽とかお気に入りのアーティストの話で盛り上がった。ガールフレンド...

  • 2016年09月29日 9

    「アンドレ、嘘だろう?・・だって私はお前よりもずっと年上なんだ」オスカルは驚きながら俺に訴えかけてきた。オスカルがいくつかなんて聞いたことは無いが、俺と初めて出会ったときからオスカルは大人の女性だった。だが、あのときから10年たつがオスカルは一向に変わることなく俺の前に存在している。年齢が出にくいタイプなのかもしれない、でも俺にはそんなことは関係が無かった、オスカルがどんなに年上でもかまわない。オス...

  • 2016年09月28日 5

    15歳になった俺は近所の仲間とバスケットチームを組んで学校から戻っては日がな一日練習に明け暮れる毎日だった。バスケットして夕方まで遊ぶ。それがこの頃の俺の楽しい時間だった。「アンドレ、こっちだ!」マイクがボールを要求し、俺が投げようとするとアレスが邪魔しようとする。しかし、俺は15歳にしてはかなり背が高く、アレスの手より高い位置にボールをあげることができて、そのままマイクにパスしてやる。ボールを受...

  • 2016年09月27日 7

    その後もオスカルは何度も学校の帰り道に現れた。約束するわけではないが、今日は来るんじゃないかな?と予感がして待っているとオスカルは現れるのだ。あんなふうにからかわれても僕は、オスカルにあうのは楽しかった。だってオスカルはなんだかんだいいながらも僕に優しい・・・そしてオスカルは誰より綺麗だったからオスカルとはいろんな話をするようになった。オスカルはいつも僕がどのようにすごしているのか聞きたがる。それ...

  • 2016年09月26日 7

    その日は一人で学校から帰る途中の道でのこと。ここは家に帰るまでの道で一番景色のいいところだ。この秋の季節には枯葉が舞い落ちる景色を眺めるだけでも気持ちいい僕はこの景色が好きで、ゆっくりと歩いて家に帰っていた。どうせ、早く戻っても一人だから。・・・「やあ」どこからか声がした。僕はキョロキョロと声がした方向を探したが、誰もいない・・・「ここだよ、アンドレ」もう一度声がしたので、その方角に顔を向けた。そ...

  • 2016年09月25日 5

    その次にオスカルとであったのは僕が10歳になったときだった。この頃の僕は学校から家に戻れば近所の仲間たちとかけっこやボール投げにいそしんでいた。この時期の子供、特に男の子は力が有り余っていて常に動いて有り余るパワーを発散する、それが楽しくて仕様が無い時期でもあった。そして今日はかくれんぼして遊んでいた。アレスが鬼でマイクとパトリックと僕が隠れる役だ。アレスが数を数えている間に僕は茂みの中に身を潜め...

  • 2016年09月25日 0

    「再会の物語」を再開いたします(恥)ようやく形になり、何とかアップできるまでにこぎつけました。変わった話なもので、どう作成すればいいか、散々悩み、時間がかかりました。はじめは5話くらいで終わる話だと思っていたのです。それがまったく違いました、目算が甘かったです。前回一ヶ月以上記事を書かないでいると宣伝が出てくると知り、ほったらかしなら仕方ないですが、まだ管理してるので、それはいやなのです。だから、...

  • 2016年09月21日 7

    次にオスカルとの出会いは、アンドレが8歳のとき、母は父を失ってから仕事で夜遅くなることが多くて、夕食は一人でとることが多かった。学校から戻って宿題をする、夕食は母さんが作っておいてくれるから一人でそれを食べる、母さんの仕事が忙しい時期はそんなことが続いた。寂しいかといわれればそうだが、幼いころから当たり前になっていた僕は寂しいということも忘れていた。いつもは、一人の夕食も気にならないでいたのだが、...

  • 2016年09月20日 5

    私の人生に後悔は無かった。精一杯自分の思うままに生きれたから・・・悔いがあるとすればアンドレ・・・お前のことだけ・・教会の鐘がなり、人々が墓場に向かって歩いていた。棺が運ばれる後ろに死んだ彼の妻が泣きながら歩いていく。その横には幼い一人息子が歩いている。墓場にたどり着き、遺体は棺ごとお墓に収められて神父が祈りを捧げ、そこにいる人々も皆同じように祈りを捧げだした。まだ幼い息子は父の死を完全に理解して...