永遠のラブストーリー⑯
2015年01月15日
しかし、喜びに満ちた二人の仲を裂く音が部屋中に鳴り響いた。
ドアが勢いよくバン!と開かれた。
そこにはマロンと数人の屋敷の召使の男達がたっていた。
マロンはアンドレとオスカルが抱き合っている場所へ真っ先に進んできて「アンドレお嬢様に何をしているんだい、なんと罰当たりなことをお前って子は!」二人を引き離しながらそういった。
「ばあや、どうしてここがわかったんだ!」
「お嬢様が出て行ってからピエールの様子がおかしかったから、問い詰めましたよ!オスカル様、お屋敷に帰りましょう!」
「・・・ばあや、私はもう帰らない、もうアンドレと離れたくない・・・、彼を愛しているのだ、他の男と結婚したくない」
「そんなことは許されません!アンドレは私の孫で平民なんです、みんな何をぼうっとしているんだね、オスカル様をお連れするんだよ!」
召使の男達はマロンに言われるままにオスカルを取り押さえ、無理やり連れて行こう、と行動を開始した。
「オスカル!」アンドレはそれを阻止するため飛び出そうとしたところ、その前をマロンが立ちはだかる。
「アンドレ、お前お嬢様を不幸にするつもりかい、ようやく女性に戻って普通の貴族のご令嬢としての幸せを手に入れたんだよ!」
「おばあちゃん、オスカルはそんなことに幸せを感じてはいない、ようやくあいつが俺のほうへ振り向いてくれたんだ、俺とあいつは愛し合っているんだ」
マロンの手を振り切ってオスカルのところへ行こう、とするアンドレだったが、マロンはその前に再び立ちふさがり。
「アンドレ許さないよ!お前がどんなにお嬢様を思っていても許されないんだよ!お世話になったジャルジェ家に迷惑をかける気なら、あたしを殺してからいくんだね」
マロンは必死だった、持参したナイフを取り出し、自分の首に当てる。
「お前がお嬢様を追うなら、あたしはここで自決する!それでいいなら後を追うんだね」
祖母の命をかけた様子にアンドレはオスカルを追うことをあきらめざるを得ない。
「アンドレ!助けて!お前達、私を離すんだ!もうアンドレと離れ離れは嫌だ!」オスカルのアンドレを呼ぶ絶叫がどんどん遠ざかっていく、だがアンドレは祖母に足止めされて動けない。
「オスカル・・・ようやくお前を手に入れたと思ったのに・・・」こぶしを握り締めながら悔しそうにアンドレが呟く、今さっきまでオスカルを抱いていたその腕なのに。
ドアが勢いよくバン!と開かれた。
そこにはマロンと数人の屋敷の召使の男達がたっていた。
マロンはアンドレとオスカルが抱き合っている場所へ真っ先に進んできて「アンドレお嬢様に何をしているんだい、なんと罰当たりなことをお前って子は!」二人を引き離しながらそういった。
「ばあや、どうしてここがわかったんだ!」
「お嬢様が出て行ってからピエールの様子がおかしかったから、問い詰めましたよ!オスカル様、お屋敷に帰りましょう!」
「・・・ばあや、私はもう帰らない、もうアンドレと離れたくない・・・、彼を愛しているのだ、他の男と結婚したくない」
「そんなことは許されません!アンドレは私の孫で平民なんです、みんな何をぼうっとしているんだね、オスカル様をお連れするんだよ!」
召使の男達はマロンに言われるままにオスカルを取り押さえ、無理やり連れて行こう、と行動を開始した。
「オスカル!」アンドレはそれを阻止するため飛び出そうとしたところ、その前をマロンが立ちはだかる。
「アンドレ、お前お嬢様を不幸にするつもりかい、ようやく女性に戻って普通の貴族のご令嬢としての幸せを手に入れたんだよ!」
「おばあちゃん、オスカルはそんなことに幸せを感じてはいない、ようやくあいつが俺のほうへ振り向いてくれたんだ、俺とあいつは愛し合っているんだ」
マロンの手を振り切ってオスカルのところへ行こう、とするアンドレだったが、マロンはその前に再び立ちふさがり。
「アンドレ許さないよ!お前がどんなにお嬢様を思っていても許されないんだよ!お世話になったジャルジェ家に迷惑をかける気なら、あたしを殺してからいくんだね」
マロンは必死だった、持参したナイフを取り出し、自分の首に当てる。
「お前がお嬢様を追うなら、あたしはここで自決する!それでいいなら後を追うんだね」
祖母の命をかけた様子にアンドレはオスカルを追うことをあきらめざるを得ない。
「アンドレ!助けて!お前達、私を離すんだ!もうアンドレと離れ離れは嫌だ!」オスカルのアンドレを呼ぶ絶叫がどんどん遠ざかっていく、だがアンドレは祖母に足止めされて動けない。
「オスカル・・・ようやくお前を手に入れたと思ったのに・・・」こぶしを握り締めながら悔しそうにアンドレが呟く、今さっきまでオスカルを抱いていたその腕なのに。
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