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うさぎ

永遠のラブストーリー⑤

オスカルは貴族の娘のドレス姿であった。

「そうだ何を驚く、オスカルは女性に戻ったんだ、ドレスを着て美しく着飾るのは当たり前だ」アンドレは自分にそう言い聞かせつつ、それでもあまりの美しさに時めきを感じ、そして同時にショックでもあった。

これほどの美しい姿を見せられて心を奪われない男がいるだろうか、アンドレはオスカルの美しさを見て確信した、やがてオスカルがほしい男達が群がってくるだあろうことを。・・・

そんなアンドレの胸のうちを知らないオスカルが静かに口を開いた「アンドレ・・・会いたかった」・・・なんと心時めく言葉だろう、女神にそういわれてうれしくない男がいるはずが無い。

「何故顔を見せてくれなかったのだ、女に戻る決心はしたがお前と離れる気は無いぞ」少しすねたような顔がまた魅力的だ、こいつは何時の間にこんな小悪魔のようなしぐさを身につけたのだろう。

「アンドレ、どうした?ドレス姿が似合わないか、私はまだ早いといったのだか、母上とばあやが、まず見かけを女にするのが大切だと無理やり着せられるようになってな」

「・・・良く似合ってるよ、今まで俺が見た貴婦人の中で一番美しい・・・」

「アンドレお前までお世辞を言わなくても良い、おかしいならそういえばよい」照れたようにオスカルが反論する。

「お世辞なんかじゃないよ・・・本気で言ってるんだ、オスカルお前は誰よりも美しい・・・」

「そうか・・・うれしいぞ、少し照れるがな・・・」

「だが、その姿に男の言葉でおばあちゃんに叱られないのか?」

「もちろん、一言口を開くたびに注意されている、だがなかなかなじめなくてな、練習してみようか、お久しぶりねアンドレごきげんよう」とオスカルがふざけて言うと

「そんなドスの聞いた声の女言葉はよけい男らしく聞こえるぞ!」アンドレはたまらず笑い出してしまった。

「馬鹿!笑うな、こっちは必死なのだぞ、毎日女になるレッスンとばあやと母上による仮装大会がはじまるのだ、本当に毎日息が詰まるわ!」こっちの気持ちもしらないで、とオスカルは怒りながらアンドレに日々の大変さを訴える。

「すまない、けどどんな姿をしても俺にはオスカルだ・・・お前の魂は変わらない、変わったとすれば、より美しくなった・・・その美しさでどれだけの男を魅了するか・・・」

久しぶりにオスカルに会えたうれしさを感じながらも彼女のあまりの美しさに、これからますます遠い存在になっていく不安に押しつぶされそうだ。
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Posted byうさぎ

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