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うさぎ

夢であえたら⑦

「オスカル、俺たちは兄妹なんだ、であったときからずっと」

「だからお前の気持ちには答えられない」

そう語るアンドレの声はオスカルには冷たく人を寄せ付けない響きが感じられた。

「それにお前は俺を聖人君子だとでも思っているのか?俺だって男だ、いろんな女と付き合ってみたい」

「シモーヌはわがままだが甘え上手だ、イザベルは女らしく繊細、それぞれ女性によって魅力が違って楽しい、俺は不特定多数の女性と付き合う今の状態が気に入っている」

うそだ・・うそだ・・オスカルは心の中で否定の言葉を繰り返していた。

あれほど自分をいつくしんでくれたアンドレが、今現実の彼は女性を惑わすプレーボーイと化している、と自らが認めているのだ。

「では・・・では・・・アランにいった話は何なのだ、お前は皆の前で私の話ばかりするという、まるで恋人の自慢のようだったとアランは話してくれた」

しかし、彼の口から語られた言葉は冷たかった。

「そうだな・・・オスカルお前はだれより美しいよ、俺が付き合ったどの女性よりも」

「だから、魅力を感じないわけではない」

そしてアンドレは立ち上がり、オスカルの両腕を取り、体をずらしてすぐそばにあるベッドに押し倒した。

アンドレはオスカルの体の上にのしかかり、動けないようにしっかりと両腕をつかんだままこういった。

「これまでオスカルお前を妹だと思ってきたから何もせずにこれた」

「だが、お前が俺を男として愛しているというのなら他の女と同じに扱ってもいい」

そういったかと思うとアンドレはオスカルの唇を奪った。

彼女の口中までむしゃぶりつくすような荒々しく乱暴なキスだった。

「俺がほしいというのなら、いつでも抱いてやるよ」

「ただし、恋人はお前一人じゃない、お前の潔癖な性格で耐えられるのか?」

あまりの返答にオスカルは涙があふれてはこぼれた。

彼はアンドレはもう私の知っているあのアンドレじゃない、ここにいるアンドレは女たらしでプレーボーイの最低野郎だ。

「離せ!私を離すんだ!」

暴れるオスカルからアンドレは手を離し、体を起こした。

オスカルもすぐさま起き上がり、「アンドレの馬鹿!」と一言叫んで部屋を出て行った。
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Posted byうさぎ

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2015/05/07 (Thu) 07:31

うさぎ

Re: タイトルなし

P様朝からコメントありがとうございます。
私は慢性になってきたせいか、あんまり意識してなかったんですが、今回の彼は刺激的でしたか?

ストーリーは一応できていてアップするときに見直しするくらいなので、身体は大丈夫ですよ。

P様の反応がすごく可愛いです♪

2015/05/07 (Thu) 18:16